<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - | |
専属契約専属契約
1.gif

橘 紅緒 著
SHYノベルス
2005/11/04 発売
常磐彗、16歳。性別、男。ある朝、女優であり母である各務子夜子に呼び出され、少女のふりをしてCMモデルを引き受けることになる。本当は引き受けるつもりはなかった。けれど、傲慢なカメラマン・静竜之介との出会いが彗の闘争心に火を付けた。才能溢れる静に惹かれる彗。静は少年である彗を抱き、モデルの「彗」が実は男であるという秘密を守ることを条件に彗と専属契約を結ぶ。自分以外に写真を撮らせるな!と。恋を知り成長していく彗。それは別れが近くなることも意味していた・・・!?
※18歳以下の方、ボーイズラブに興味のない方の閲覧はご注意ください。
以下ネタバレ注意
不本意ながら否定的な感想となっております。閲覧にご注意ください。
透明感溢れる…繊細な…と巷で評判だったのと、表紙のイラストが素敵だったので買ってみたのですが…買ってみたのですが……。
作中、情景描写がほとんどで、登場人物の心理描写がほとんどなく感情移入が全く出来ません。彗が何を思って静を慕っていくようになったのか、静は彗をどう思っているのかなど、さっぱりわかりませんでした。
静は彗と専属契約を結ぶくらい気に入っているはずなのだけど、そこの描写がよくわかんなくて、何がどうなったのかわからないままエンディングを迎えてしまいました。

そもそも読んでいてイラつくことこの上なく、感情移入どころか情景描写を頭の中に入れることすら脳が拒否するという、近年まれに見るほど腹の立った本でした。
文章が上手いとか表現力があるとか評されているようですが、私にはその良さはさっぱり伝わってこず、拷問のような1時間。いつか化けるかもしれない…と、我慢に我慢を重ねての斜め読み。(で、結局は本一冊分プロローグだったような敗北感が残ったという……。)
ですので、もしかしたら二人の心情が物語られているシーンが文中にあったのかもしれません。あったかもしれませんが、読み飛ばしたようです。

ネット小説で、自分だけが展開わかっていて、人に伝える文章力がないまま作品を発表している方がいらっしゃいますが、あの状態に非常に近いものを感じました。
とにかく情景とかイメージとかが描かれているだけで、ストーリーが心に響いてこない。素晴らしいと云われる表現力も、私にとっては痒いところに手が届かない気持ち悪さのほうが先にたち、イライラし通しで全く楽しむことが出来ませんでした。
大なり小なりお金を出して購入した本で、ここまで読めなかった本は今までなかっただけに、ショックが大きいといえます…。普通は、今ひとつだなあと思ったり、下手な文章に腹を立てながらも、それはそれなりに読めるものです。特にBL小説にはそれほど高いレベルを望んでいるわけではありませんし。
そんな中でもこの作品は、作家本人やそのファンの方には大変申し訳ないですが、私的にはありえない文章でした。元々ガラス細工のような文章は性に合わないのかも知れませんが…。
ただ、私の知り合いで大変美しい文章を書かれる方がいらっしゃって、申し訳ないことに趣向が違うので買わせていただいたことはないのですが、何度か拝読したことがあります。その際でも今回の作品のように思ったことは全くなく、美しい文章を書かれるなあ、これで趣向が同じならもっと嬉しいのになあと思ったので、やはり文章の性質の問題ではなく質の問題なのではないかと推察する次第です。

と、ちょっと反感を買うような感想文になってしまいました。申し訳ない。批判しているつもりはないのですけど、ご不快に感じる方がいらっしゃったらごめんなさい。
この作家さんはまだデビューから日が浅いということなので、今後に期待してひとつだけ星をつけさせていただきました…。
| [BL novels]橘 紅緒 | comments(0) | trackbacks(0) | |
| - | - | - | |
COMMENT
ADD YOUR COMMENT









TRACKBACK URL
http://neige.jugem.cc/trackback/314
TRACKBACK