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執事の特権執事の特権
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榎田 尤利 著
SHYノベルス
2006/01/26 発売
★三百六十五日、旦那さま、あなたのおそばに!!★
潔癖症で人間嫌いで毒舌家で我侭で気分屋、おまけに独りよがりで神経質。でも、眠っている分にはさながら美貌の貴公子のようであり、特別秘書兼執事候補である原田仁の主、乃木坂乙矢だ。執事と旦那様の前途多難な恋物語。
※18歳以下の方、ボーイズラブに興味のない方の閲覧はご注意ください。
以下ネタバレ注意
榎田さん初挑戦! と思っていたのですが、違いました……。
エダさんだったのですね……サイトのお話をチラリと拝読したことがありましたよ……。ただ、そのときはあまり好きでも嫌いでもなく…というレベルでしかなかったので記憶にほとんど残っていませんでした。
本を見かけても何となく読む気になるようなタイトルだったり絵師さんだったりしなかったので、今日まで読まずに来てしまったのですが……。
若干悔やまれます。
結論から云ってしまえば、大変読みやすく表現力も豊かで情景の浮かびやすい描写をされる作家さんでした。昨今のBL作品のように最初から最後までくんずほぐれずといったようなことはなく、お互いの心情を深く掘り下げていくストーリー展開であったのと、受の青年のほうが潔癖症で人に触れることが出来ない設定であったため、触れあい(ああ、なんとゆるい表現…)は最後の最後にちょこっとあるだけでしたが、全く問題ではないと感じました。
というか、いっそなくても良かったかも。いや、触れあいはあって欲しいですが、ストーリーの上で気持ちのキャッチボールが十分になされているので、最後のHシーンは逆に若干唐突。なくても十分納得できたと思います。
それよりも乙矢が仁に惹かれていく過程をもう少し入れて欲しかった。(でもって次回作にでも繋げて欲しかったかなー。)
両方の視点が入り乱れる構成で、本来私はこういった手法を好まないのですが、全く違和感のない展開でした。7〜80%は攻めであるところの仁の視点、残り少しが乙矢の視点だったのですが、唐突感がない上に彼のトラウマをうまく表現できていたように思います。
ホントにわかりやすい小説でした。あ、決してお手軽な…という意味ではありません。多少込み入った内容であっても素直に頭に入ってくる文章、展開、構成であったという意味です。まあ…そんなに込み入ってるわけでもないんですがね……。

兎角「執事モノ」というのは、“クールで頭の良い執事に、多少おばかな旦那様(お坊ちゃま含む)…”というようなものが多いのですが、この作品は“頭も愛想もさほど良くはない(でも根本は優しい)体育会系「執事」と、心に傷を持ったクールビューティ系「旦那様」という新しい(?)展開の作品でした。
突っ込みどころは多少ありますが、押並べておすすめの一作です。

そんでもって私は、榎田さんの作品、これからはがっつりチェックしてみたいと思います! まだ、作家買いするのには躊躇してしまいますけど…(*^_^*)。てか、多作すぎる! 古くからの作家さんなのでしょうがないんだけどさー……orz
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