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夜に赦される夜に赦される


英田 サキ 著
プランタン出版 プラチナ文庫
2006/9 発売
情人を亡くし色褪せた秋津の夜を、極道の久我が再び悦楽で染め上げた。しかし秋津は衝撃の事実を知る。情人を殺したのは久我──!
「お前の心ごと欲しいって言っただろう?」愕然とする秋津は、請うような久我の愛撫に奪われた。「お前はずるい…」憎みたくても憎めない。だが、久我の熱に奥深くまで犯されても、心は悲しみに囚われたままだった。そうして秋津は、恋慕を押し殺して久我から去り……。償うべきこととは、赦されるべきこととは──濃密な夜に色づき熟れた、揺るぎなき愛。

Amazon内容紹介より引用

※18歳以下の方、ボーイズラブに興味のない方の閲覧、また、ネタバレにご注意ください。
なかなかレビューが書けませんでした。
というのも思い入れが強すぎるせい?
正直、前作は嫌いじゃないけど「ツボ」ってほどにはのめりこめなかったのですが、今作と連続して読むと一つのストーリとして確立されたというか…今作あっての前作だったのだなと、当たり前なことなんですけど納得できました。
今作は何というか…そう、火サスです。イメージは火サス。プラスVシネ。
海とか岸壁とかも出てくるし、羽生の死んだ経緯とかまあなんだかんだの展開が火サス。
秋津が拉致されてクスリ漬けにさせられて、そんでもってそれを抜くために頑張ったり看病する久我…なあたりがVシネ。
展開がすごくありきたりなんだけど、それでも読めてしまうのは英田さんの文章力と登場人物の個性が際立っているからかな。
結局秋津は久我の傍らに自分を置くことを決めてしまいますが、そ、それでいいのか!久我くん!!秋津くん!! そりゃ二人はラブラブで良いだろうけど…周りは迷惑なんじゃ……そんでもってもっと遠い将来、秋津がもっと辛い思いをする可能性もあるわけで…。
その辺も考えての決意なんだろうけど、ちょっと安直…。でも萌えなんだよな〜v この結末って。更なる後日談のような続編、出るといいな。出るのかな。わくわく。

さて、ここから話は変わって……
最近、英田さんの作品のレビューが結構否定的なものが多いけど、彼(女)たちは多分英田さんに過分な期待をかけすぎたんだと思う。
エスが良かったから、そのイメージを膨らませすぎて思い込んでしまったのではないかな。いわゆる「思い出は美しい」てことか。
まあ作品によって多少のぶれはあるけど、彼女の作品は全般的に充分許容範囲内だと思う。
英田さんの文章の良さは裏付けのよく取れた、或いは良く取れていると思わせるだけの説得力と表現力にある。
プラス登場人物の類まれな個性、舞台設定の面白さなどが加味されて化学反応を起こす。
文章が上手いから優れた作品だとは云わないが、最近読むに堪えない作品が量産されていることを思えば彼女の個性と作風は貴重なもののように思える。

今後、彼女に期待することといえば…必要以上に含みを持たせた伏線の結末が、意外にあっさりと片付いてしまうこと……この辺の扱い方を何とかしていただければよろしいかと……(*^_^*)。
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