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紅蓮の華紅蓮の華


あすま 理彩 著
海王社 ガッシュ文庫
2006/10/27 発売
『裏切り者としての制裁』それが、恥辱に貶められる始まりだった。友禅工房の絵師・重は父を殺された過去を持つ。父の仇を探るため極道の組長・不動の元にいるが、いつしかそれは淡い恋へと変わり、忠誠を誓っていた。だが、不動が狙撃され、重が犯人と疑われたことから、重の立場は変わった。「てめえが誰のもんか、じっくりと分からせてやる」麻紐で縛り付けられた滑らかな白い肌に友禅をまとわされ、その日本人形のような姿を視姦される。蜜口を練り香で塞がれ、絵筆で嬲られる。紅蓮の炎に身を焦がし、心は痛みにむせび泣く…。

Amazon内容紹介より引用

※18歳以下の方、ボーイズラブに興味のない方の閲覧、また、ネタバレにご注意ください。
読み進めるのに少し苦労しました。
ストーリの展開に違和感があってなかなか感情移入が出来ないし、それ故入り込めない。時代や場面がぽんと飛んでしまうので、面食らう部分が多々ありました。
でもって、何ゆえこの人たちはこんなことに???
重の気持ちが全く理解できない……最初、借金のために身体を売る…という設定も今時無理があるような気もするけど、まあそこはそれ、BLだし…と思って読み進めてみたら、いきなり極道の組長・不動に拾われ、その上仕込まれ……と思ったらいきなり時間が飛んでしまう……このスピーディーすぎる展開はかなりわかりにくかったし、冒頭にこんな感じの展開をされると、ずっと違和感を持ったまま読み進めなければならず、ちょっと辛かった。

で、その後不動は重を手元に置くのに手は出さず、重は不動の傍らにいたいと願っていて極道の道に入ることを希望しているという展開もなんだか現実味がなくて、感情が読み取りにくい。
見せ場であろう監禁のシーンも、ただ長くてちょっと辛かった。今まで手を出さずに(実は大切に思ってたからなんだそうだが)いたのに突然の豹変振り。
まあ確かに裏切られたと思ってぶちぎれたのかも知れんが…ここまで大切にしてきたんだから信じてやれよ……そんなにひどいことしなくてもいいじゃん…とちょっとひいてしまいました。

ひたすら嬲られる受を愛でられる人には面白い作品なんだろうけど、私的にはそこには愛が見え隠れして欲しいし、ある程度の理由もあって欲しいと思うのだけど、この作品からはあまりそのあたりが読み取れず残念でした。
文章も少し端的で表現に力が感じられず、そのあたりも読みづらい原因だったかと。

最後は怒涛の大団円で、めでたしめでたしだったのですが、これまた……うーむ。
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あすま理彩(あすまりさい)とは、埼玉県出身の小説家のこと。代表作として、「英国紳士」などの英国シリーズ(リブレ出版)、 「永遠の千一夜」「ハーレムの虜」(リブレ出版)などのアラビアンナイトシリーズがある。作品は、いわゆるボーイズラブといわれるものです
| あすま理彩 FAN | 2008/02/22 10:15 PM |